🏡 在宅で介護する — 認定後の最初の1か月、サービスの種類、費用の目安(福井)
要介護認定の結果が届いたら、次は「誰に相談して、何をどれだけ使うか」です。在宅介護の始め方、サービスの種類、要介護度ごとの月額の目安、ケアマネジャーの選び方を、福井の窓口と一緒にまとめました。
1. 認定後の最初の1か月
- 相談先を決める — 要支援1・2は地域包括支援センター、要介護1〜5は居宅介護支援事業所のケアマネジャー(ケアマネ)。事業所は市町の窓口や包括に相談するか、介護サービス情報公表システムで探せます
- 聞き取り(アセスメント) — ケアマネが自宅に来て、本人の状態・家族の事情・希望を聞く。「何に困っているか」「家族がどこまでできるか」を正直に
- ケアプランの作成(無料) — 使うサービス・回数・事業所の案。納得できなければ修正を頼める
- サービス事業所と契約 → 開始 — 事業所ごとに契約書と重要事項説明を確認(キャンセル料・加算の有無)
- 月1回のモニタリング — ケアマネが訪問して様子を確認。状態が変わったら区分変更の申請もできる
結果が届く前でも動けます。認定は申請日にさかのぼって有効なので、急ぐときは申請と同時に包括・ケアマネに相談し、暫定のプランでサービスを始められることがあります。
2. 在宅サービスの種類
| サービス | 内容 | こんなときに |
|---|---|---|
| 訪問介護(ホームヘルプ) | ヘルパーが自宅に来て、入浴・排せつ・食事の介助(身体介護)や、掃除・洗濯・調理(生活援助)を行う | 自宅での日常の手助けが必要なとき。生活援助は同居家族がいると使えない場合がある |
| 訪問入浴介護 | 浴槽を積んだ車で来て、自宅で入浴の介助をする | 寝たきりで自宅の浴槽が使えないとき |
| 訪問看護 | 看護師が自宅に来て、健康状態の観察・医療処置・療養の相談をする(主治医の指示書が必要) | 持病の管理、床ずれ、在宅での看取りを考えるとき |
| 訪問リハビリテーション | 理学療法士などが自宅に来てリハビリを行う | 通所が難しく、自宅での動作の練習が必要なとき |
| 通所介護(デイサービス) | 日帰りで施設に通い、食事・入浴・レクリエーション・機能訓練を受ける | 本人の交流と、家族の休息(日中)の両方に |
| 通所リハビリテーション(デイケア) | 老健や病院に通ってリハビリを受ける | 退院後の回復期、歩行や嚥下の訓練に |
| 短期入所(ショートステイ) | 特養や老健に数日〜数週間泊まる(生活介護/療養介護) | 家族の冠婚葬祭・旅行・体調不良のとき。施設入所の前の慣らしにも |
| 小規模多機能型居宅介護 | 1つの事業所で「通い」「訪問」「泊まり」を組み合わせて使う(月額定額) | 状態が変わりやすく、柔軟に使いたいとき |
| 定期巡回・随時対応型訪問介護看護 | 1日複数回の短時間訪問と、呼び出しへの随時対応(24時間) | 要介護度が高く、在宅を続けたいとき |
| 福祉用具貸与・購入 / 住宅改修 | ベッド・車いすのレンタル、手すりの設置など | 転倒の予防、介護のしやすさの改善に。手続きはこちら |
このほか、市町が行う介護予防・日常生活支援総合事業(要支援・基本チェックリスト該当者向けの訪問・通所)、認知症対応型の通所介護などがあります。
3. 要介護度ごとの月額の目安(区分支給限度基準額)
在宅サービスは要介護度ごとに保険で使える上限(区分支給限度基準額)が単位数で決まっていて、その範囲なら自己負担は1〜3割です。上限を超えて使った分は全額自己負担になります。
| 区分 | 限度額(月) | 金額換算(1単位10円) | 1割負担の上限 | 2割負担の上限 |
|---|---|---|---|---|
| 要支援1 | 5,032単位 | 約50,320円 | 約5,032円 | 約10,064円 |
| 要支援2 | 10,531単位 | 約105,310円 | 約10,531円 | 約21,062円 |
| 要介護1 | 16,765単位 | 約167,650円 | 約16,765円 | 約33,530円 |
| 要介護2 | 19,705単位 | 約197,050円 | 約19,705円 | 約39,410円 |
| 要介護3 | 27,048単位 | 約270,480円 | 約27,048円 | 約54,096円 |
| 要介護4 | 30,938単位 | 約309,380円 | 約30,938円 | 約61,876円 |
| 要介護5 | 36,217単位 | 約362,170円 | 約36,217円 | 約72,434円 |
出典: 厚生労働省 介護保険最新情報 Vol.1390(区分支給限度基準額)。1単位の単価は地域区分で異なり、福井市は7級地(10.14〜10.21円。サービスの種類で変わる)、他の16市町は「その他」(10.00円)(厚労省 令和6〜8年度の地域区分)。福祉用具購入・住宅改修・施設の食費や居住費はこの限度額とは別です。3割負担の方は1割の3倍が目安。
4. ケアマネジャーの選び方・変え方
- 連絡が取りやすいか — 電話・メール・LINEなど、家族(仕事中でも)と連絡できる手段があるか
- 説明が分かりやすいか — サービスの選択肢と費用を、本人と家族の両方に説明してくれるか
- 事業所の体制 — 特定事業所加算(経験あるケアマネが複数いる・24時間連絡体制)の有無は公表システムで確認できる
- 系列 — 施設や事業所に併設のケアマネは、その系列のサービスを中心に組みがち。他の事業所も紹介してもらえるか聞いてよい
- 合わなければ変更できる — 同じ事業所内で担当を変えることも、事業所ごと変えることもできます。市町の介護保険担当課や包括に相談を(理由を細かく言う必要はありません)
5. 福井の相談先
- 地域包括支援センター(17市町) — 介護全般の無料相談。要支援のケアプランはここ
- 市町の介護保険担当課 — 認定・区分変更・住宅改修や福祉用具の申請。市町別の窓口
- 介護サービス情報公表システム(福井県) — ケアマネ事業所・訪問介護・デイサービスなどの検索(厚労省)
在宅が難しくなってきたら → 施設を探す(種類の違いと県内の一覧)。看取りを自宅で考えるときは → 看取り・葬儀。
出典
- 厚生労働省 介護保険最新情報 Vol.1390(区分支給限度基準額など)
- 厚生労働省 社会保障審議会介護給付費分科会 資料「地域区分」(令和6〜8年度)
- 厚生労働省 介護サービス情報公表システム(福井県)
ご注意: 当サイトは公的な情報をもとに手続きと窓口を整理した案内です。制度や連絡先は変わることがあります。実際の手続き・費用は必ず各市町・各施設にご確認ください。
最終確認日: 2026-09-16
最終確認日: 2026-09-16