📔 エンディングノートの書き方 — 項目チェックリストと、福井で無料でもらえるノート
エンディングノートは、もしものときに家族が困らないよう情報と希望を書き残すノートです。全部を一度に書く必要はなく、書けるところから。福井県が作った「つぐみ」は無料でもらえます。
1. 福井で無料でもらえる: 県版エンディングノート「つぐみ」
つぐみ(福井県版エンディングノート)
福井県と福井県医師会が協働して作成。令和8年3月改訂版。第1編(医療・ケアの希望、財産などの記録)と第2編があり、記入時の留意事項も用意されています
もらい方: 各市役所・町役場、地域包括支援センターで配布(郵送はしていません)。公式ページからPDF(オレンジ・グリーンの2色)をダウンロードして印刷することもできます
市町が独自のノートを配布していることもあります。窓口で「エンディングノートはありますか」と聞いてみてください。
2. 書く項目のチェックリスト
市販のノートや「つぐみ」を使うときも、このリストで抜けを確認できます。暗証番号・パスワードそのものは書かず、「どこに保管しているか」「誰に聞けば分かるか」を書くのが安全です。
基本情報
- 氏名・生年月日・本籍・マイナンバーカードや保険証の保管場所
- 家族・親族の連絡先(緊急時に呼んでほしい順番)
医療・健康
- かかりつけ医と病院名・診察券の場所
- 持病・アレルギー・飲んでいる薬(お薬手帳の場所)
- 介護が必要になったとき、どこで(自宅・施設)誰に世話をしてほしいか
- 延命治療についての考え(決めていなければ「家族と医師に相談してほしい」でよい)
お金
- 預貯金の口座(銀行名・支店・種類。暗証番号は書かない)
- 年金の種類と基礎年金番号の保管場所
- 生命保険・医療保険・火災保険(保険会社・証券の場所・受取人)
- 不動産(所在地・権利証や登記識別情報の場所)、車
- 借入・ローン・保証人になっている契約
- クレジットカード・引き落とし中の契約
スマホ・デジタル
- スマホとパソコンのロック解除の方法(家族に伝える方法を決めておく)
- サブスク・有料サービス・ネット銀行やネット証券の一覧
- SNS・メールのアカウントをどうしてほしいか(削除・追悼)
葬儀・お墓
- 葬儀の希望(家族葬・一般葬・行わない、菩提寺や宗派)
- 遺影に使ってほしい写真の場所
- お墓の場所と管理者、墓じまいや永代供養の希望
大切な人へ
- 知らせてほしい人・知らせなくてよい人の連絡先
- ペットの世話をお願いしたい人
- 家族へのメッセージ
3. 遺言との違い — ノートに法的な効力はありません
| エンディングノート | 遺言書 | |
|---|---|---|
| できること | 希望・情報・メッセージを自由に残す | 財産の分け方などを法的に決める |
| 法的効力 | なし | あり(法律で決まった形式が必要) |
| 書き方 | 自由。パソコンでも可 | 自筆証書(全文自筆・日付・署名・押印。財産目録はパソコン可)か公正証書(公証役場) |
| 保管 | 家族に場所を伝える | 自筆証書は法務局の保管制度が使える(家庭裁判所の検認が不要になる)。公正証書は公証役場が保管 |
「財産をこう分けてほしい」という希望があるなら、ノートとは別に遺言書が必要です。作り方の相談は福井公証人合同役場、法務局の保管制度は法務省の公式ページへ。当サイトは個別の法律相談には応じていません。
4. 書いたあと — 保管と伝え方
- 保管場所を家族1人以上に伝える(貸金庫だと亡くなった直後に開けられないことがあります)
- 年に1回見直す。誕生日や年末など、日を決めておく
- 介護の希望や医療の希望は、書くだけでなく家族とかかりつけ医に話しておく(人生会議)
出典
ご注意: 当サイトは公的な情報をもとに手続きと窓口を整理した案内です。制度や連絡先は変わることがあります。実際の手続き・費用は必ず各市町・各施設にご確認ください。
最終確認日: 2026-09-16
最終確認日: 2026-09-16