🛡️ 身元保証・見守り・後見 — 身寄りがなくても備えられること(福井)

施設に入るとき、入院するとき、ひとり暮らしを続けるとき。「身元保証人がいない」「判断が難しくなったら誰に任せるか」の備えを、公的な制度と市町のサービスを中心に整理しました。民間サービスを使うときの注意点(消費者庁)も。

1. 施設入居・入院の「身元保証人」

特別養護老人ホームや有料老人ホーム、病院では、契約時に身元保証人(身元引受人・連帯保証人)を求められることが多くあります。役割はおおむね次の3つです。

子どもや親族が遠方でも引き受けられることは多く、まず施設・病院の相談員に事情を話すのが第一歩です。身寄りがない、頼める人がいない場合の選択肢は次のとおりです。

選択肢内容相談先
市町・包括支援センターに相談身元保証人がいなくても入所・入院できるよう、施設や病院と調整してくれることがあるお住まいの包括支援センター
成年後見制度判断能力が下がっている場合。後見人が契約や支払いの管理を行う(保証人になるわけではない)市町の高齢者福祉担当課 → 福井家庭裁判所
民間の身元保証・終身サポート事業有料で身元保証、生活支援、死後事務を引き受ける事業者。下の注意点を必ず確認消費生活センター(188)・包括支援センター

2. 民間の「高齢者等終身サポート事業」を使う前に確認すること

身元保証・日常生活支援・死後事務(葬儀、家の片付け、役所の手続き)を引き受ける民間事業者が増えています。内閣官房・消費者庁などは2024年6月に事業者向けのガイドラインを出し、利用者向けの注意点も公表しています。契約前に次の点を、書面で一つずつ確かめてください。

不安があるときは消費生活センター(消費者ホットライン 188)や地域包括支援センターに相談を。詳しくは消費者庁の注意点ページガイドラインの説明ページにポイント集・チェックリストがあります。

3. 市町の緊急通報装置・見守りサービス(17市町)

ひとり暮らしの高齢者などを対象に、ボタンを押すと通報センターや協力員につながる緊急通報装置の貸与や、配食・訪問による見守りを市町が行っています。対象者・費用は市町ごとに違います。公式ページで確認できたものを掲載しました(15市町で緊急通報装置の事業を確認)。

市町緊急通報装置見守りサービス
福井市緊急通報体制整備事業
対象: 65歳以上のひとり暮らし等高齢者登録をされている方で、健康上不安がある方
費用: 無料(装置は無料レンタル。通話料・電気料は利用者負担。設置に特別な工事が必要な場合は別途5,000〜10,000円が利用者負担)
福祉健康部 地域包括ケア推進課 📞 0776-20-5400 公式
福井市あんしん見守りネットワーク — 地域団体や民間協力事業者が日常業務の中で高齢者・子どもの異変を察知し、市・警察・消防へ連絡。認知症による行方不明時にも関係機関で情報共有して早期発見を図る。 公式
ひとり暮らし高齢者地域の見守り事業 — 70歳以上のひとり暮らし高齢者で見守りが必要な方を対象に、会食会または配食により安否確認を行い、地域交流で閉じこもりや孤立を防ぐ。 公式
見守りICT機器の設置(緊急通報体制整備事業) — 65歳以上のひとり暮らし等高齢者登録者で他者との交流が少なく日常的な安否確認が必要な方に、生活反応センサー等の見守りICT機器を無料で設置。申請は各地域のほやねっと(地域包括支援センター)。 公式
敦賀市緊急通報システム整備事業(緊急通報装置貸与)
対象: 市内在住の65歳以上のひとり暮らし高齢者(身体障害者手帳1級・2級のひとり暮らし重度身体障がい者は障がい福祉課が担当)
費用: 無料(通話料は自己負担)
福祉保健部 長寿健康課 高齢者福祉係 📞 0770-22-8124 公式
敦賀市地域見守り活動の協力に関する協定 — 協定を結んだ事業者が配達等の日常業務の中でひとり暮らし高齢者・高齢者のみ世帯の異変に気付いた場合、関係機関へ連絡する見守り体制。 公式
敦賀みまもりネットワーク — 認知症高齢者や障がい者等、行方不明になる可能性のある方の情報(名前・特徴・写真等)を事前登録し、所在不明時に地域の協力で早期発見につなげる。 公式
小浜市緊急通報装置貸与事業
対象: 65歳以上のひとり暮らし高齢者
費用: 非課税世帯は無料、課税世帯は月額510円〜1,020円
健康応援課 介護保険グループ 📞 0770-64-6014 公式
配食サービス事業 — 70歳以上のひとり暮らしまたは高齢者のみ世帯に週1〜2回、栄養バランスのとれた食事を届け、配達時に安否確認を行う。1食350円。 公式
小浜市高齢者および障がい者SOSネットワーク — 行方不明になる可能性のある認知症高齢者・障がい者等を事前登録し、行方不明時に協力事業所や防災行政無線等で捜索協力を依頼して早期発見につなげる。 公式
小浜市地域見守り活動協力に関する協定 — 配達や訪問を行う市内事業者が日常業務で住民の異変に気付いた場合に関係機関へ連絡する地域見守りの取り組み。 公式
大野市緊急通報装置貸与事業
対象: 65歳以上のひとり暮らし高齢者または高齢者のみの世帯の方で、市民税非課税者
費用: 無料
健康長寿課 📞 0779-65-7333 公式
越前おおの結の見守り活動に関する協定 — 移動販売・配達・検針などを行う事業者が日常業務で高齢者等の異変を感じた場合に市へ連絡し、地域全体で見守る協定。 公式
大野市認知症高齢者等SOSネットワーク事業 — 認知症高齢者を事前登録(無料)し、行方不明時に地域と市が連携して発見・保護を支援する。 公式
認知症高齢者家族支援事業(位置検索装置の貸与) — 認知症高齢者を介護する家族に、GPS機能付き位置検索装置を無料で貸与(月の検索回数超過や緊急駆けつけ依頼時は有料)。 公式
勝山市公式ページで確認できず。市町・包括にご確認ください
地域見守り事前登録制度 — 認知症等で徘徊のおそれがある在宅高齢者等を事前登録し、行方不明時の早期発見・保護を支援する制度 公式
勝山市見守り事業(見守りシール) — 認知症等で行方不明になる心配がある方を登録申請すると、QRコード付きの見守りシールを配布 公式
地域見守り活動協力に関する協定 — 配達・集金等の日常業務で高齢者の異変に気づいた協定事業所(28事業所1協会)が地域包括支援センターに連絡し捜索等を行う 公式
鯖江市緊急通報装置貸与事業
対象: 65歳以上のひとり暮らし高齢者または高齢者のみの世帯、身体障害者手帳1級・2級の方のみで構成される世帯、その他市長が認める世帯
費用: 固定電話回線専用機器 月額2,310円(税込)、LTE回線専用機器 月額3,850円(税込)。世帯員全員が住民税非課税の場合は市が負担
長寿福祉課 高齢福祉グループ 📞 0778-53-2219 公式
「食」の自立支援事業(配食サービス) — おおむね65歳以上のひとり暮らし・高齢者のみ世帯で調理が困難な方に、ボランティアが栄養バランスのとれた食事を持って訪問(1食250円) 公式
鯖江市徘徊高齢者等SOSネットワーク事業 — 徘徊のおそれがある高齢者等を事前登録し、行方不明時に協力機関へ情報提供して早期発見につなげる(登録者には認知症高齢者見守りシールを配布) 公式
ひとり暮らし高齢者友愛訪問事業 — 70歳以上のひとり暮らし高齢者等で継続した安否確認が必要な方を、民生委員が定期的に訪問 公式
あわら市緊急通報体制整備事業
対象: 定期的に安否確認の必要のある、65歳以上の高齢者のみ世帯に属する者、またはそれに準じる世帯に属する者
費用: 電話回線接続型 月額880円(税込)、LTE回線接続型 月額1,393円(税込)
健康長寿課 高齢福祉グループ 📞 0776-73-8022 公式
食の自立支援事業(配食サービス) — おおむね65歳以上で調理が困難な高齢者のみ世帯に、週1回の安否確認を目的にお弁当を配達(課税世帯1食500円、非課税世帯1食250円) 公式
あわら市安心生活ネットワーク事業 — 認知症高齢者等で行方不明のおそれがある方を事前登録し、市役所・警察・防犯隊等が協力して早期発見を目指す(協力事業者と見守り活動協定も締結) 公式
あわら市見守りシール(どこシル伝言板) — 認知症等で行方不明のおそれがある65歳以上の方に二次元コード付きシールを無料配布し、発見者が読み取ると家族にメール通知される 公式
越前市緊急通報装置貸与事業
対象: 市内に住むおおむね65歳以上の在宅でひとり暮らしの人、または身体障害者手帳1級・2級のひとり暮らしの人
費用: 住民税課税世帯 月額1,000円(事業者に直接納付)。住民税非課税世帯・均等割のみ課税世帯は無料。通話料は利用者負担
市民福祉部 長寿福祉課 📞 0778-22-3715 公式
「食」の自立支援事業(配食サービス) — 65歳以上のひとり暮らし・高齢者のみ世帯で安否確認が必要な方に、週1回弁当を届けて体調等の安否を確認(1食300〜400円) 公式
徘徊高齢者等SOSネットワーク事業 — 越前警察署・南越消防組合・市内事業所と協力して徘徊による行方不明者の発見・保護を行う。令和3年7月からQRコード付き見守りシールを配布 公式
坂井市緊急通報装置貸与
対象: 市内に住所を有するひとり暮らしで、おおむね65歳以上で健康上不安がある方、または身体障害者手帳(1級または2級)の交付を受けている方
費用: 固定電話接続機器: 生活保護世帯・非課税世帯は無料、課税世帯は月1,500円。SIM搭載機器: 非課税世帯は月1,000円、課税世帯は月2,500円
高齢福祉課 📞 0776-50-3040 公式
坂井市高齢者配食見守り活動事業 — 配達による食事・食材提供業者と協定を結び、日常業務で気付いた異変を市役所や地域包括支援センターに連絡し安否確認など適切な支援につなげる 公式
坂井市高齢者等SOSネットワーク事業 — 認知症等で行方不明のおそれのある65歳以上の方等を事前登録し、市・警察など関係機関が見守り、行方不明時の早期発見・保護を図る。みまもりQRシール(1人40枚)を無料交付 公式
永平寺町緊急通報装置の貸与
対象: おおむね65歳以上の単身者、または身体障害者手帳1・2級の単身者
福祉保健課 📞 0776-61-3920 公式
配食サービス — 概ね65歳以上の単身高齢者・高齢者のみ世帯等で調理が困難な方に、栄養バランスのとれた食事を週3回まで(月・水・金)提供。1食300円 公式
永平寺町徘徊高齢者等SOSネットワーク — 徘徊のおそれのある高齢者・障がい者が行方不明になった場合に、地域や関係機関の支援で早期発見できる体制。事前登録は地域包括支援センターまたは福祉保健課 公式
池田町高齢者向け緊急通報システム
対象: 65歳以上の一人暮らしまたは高齢者夫婦の世帯等で、電話をお持ちの方
費用: 月額利用料600円(相談センターへ口座振替)。通報時のみ電話料・電気料約100円。設置・撤去は無料、設置後の移設費用は自己負担
保健福祉課 📞 0778-44-8000 公式
公式ページで確認できず
南越前町緊急通報装置貸与事業
対象: 南越前町に住所を有し、その居住地に居住している概ね65歳以上の一人暮らし高齢者で援護が必要な者
費用: 無料(無償貸与)
健康福祉課 📞 0778-47-8007 公式
南越前町認知症高齢者等徘徊SOSネットワーク事業(認知症高齢者見守りシール) — QRコード付き耐洗ラベルと蓄光シールを配布(初回30枚1セット無料)。発見者と家族が伝言板でやりとりでき、越前警察署・地域包括支援センターにも自動メール通知 公式
高齢者向けお弁当宅配サービス(弁当宅配支援事業) — 買い物や調理が困難な高齢者世帯等に登録事業者が日替わり弁当を配達。弁当代は事業者に支払い、町は配達事業所へ補助 公式
越前町緊急通報体制等整備事業
対象: おおむね65歳以上で虚弱な一人暮らし高齢者、高齢者のみの世帯または身体障害者のみの世帯
費用: 無料
介護福祉課 📞 0778-34-8715 公式
認知症高齢者等見守りサービス(どこシル伝言板サービス) — 行方不明のおそれのある概ね65歳以上の在宅認知症高齢者等にQRコードシール(50枚・費用は全額町負担)を配布。発見時に伝言板で保護者や警察へ自動通知 公式
越前町地域見守りネットワーク活動 — 町内事業所が日常業務で気づいた異変を町へ連絡する緩やかな見守りの仕組み。徘徊等のおそれのある認知症・障がいのある方の事前登録も実施 公式
給食サービス事業 — おおむね65歳以上のひとり暮らし・高齢者のみ世帯で調理が困難な人に月2回給食を提供(1食100円) 公式
美浜町緊急通報装置貸与事業
対象: 65歳以上の独居高齢者、重度・寝たきり高齢者世帯(ボタンを押せば緊急事態を通報できる装置を貸与。サービスセンターが確認後、連絡協力員・消防署へ連絡)
健康福祉課 📞 0770-32-6704 公式
配食サービス事業 — 一人暮らしの高齢者・高齢者のみの世帯等に栄養バランスのとれたお弁当を定期的に提供し、健康保持および安否確認を行う(1食200円〜600円、週2回まで) 公式
高浜町緊急通報装置貸与制度
対象: 65歳以上の一人暮らしの方、65歳以上のねたきり(またはこれに準ずる)高齢者を抱える同年代の世帯主、一人暮らしの重度障がい者、近くに親戚のいない重病患者(固定電話型・携帯電話型から選択、24時間対応)
保健福祉課 福祉グループ 📞 0770-72-5887 公式
地域見守り協定 — 高齢者・障がい者等と接する機会の多い民間事業者と協定を結び、日々の業務の中で気になることがあれば地域包括支援センターへ情報提供してもらう体制 公式
どこシル伝言版 — 認知症高齢者等が行方不明になった際、QRコードシールにより発見者と家族が速やかに連絡を取れるサービス(無料配布・登録) 公式
SOSネットワーク — 認知症高齢者等がひとり歩きなどで行方不明となった場合に広域的に情報連携し早期発見につなげる仕組み 公式
おおい町緊急通報体制整備事業
対象: 70歳以上のひとり暮らしの方、または要支援以上や身体障害者を含む70歳以上の高齢者世帯(緊急通報装置を設置し24時間の通報体制を整備)
費用: 無料
地域包括支援センター 📞 0770-77-2770 公式
給食サービス — 65歳以上のひとり暮らしまたは高齢者世帯で買物や調理が困難な方に月4回弁当を配達し、配達時に安否確認を行う(1食200円) 公式
認知症高齢者等SOSネットワーク — 行方不明になる可能性がある人を事前に町や警察に登録し、緊急時に町内協力事業所へ情報提供を呼びかける(無料) 公式
うみりん見守りシール(どこシル伝言板) — 認知症等で行方不明の可能性がある人にQRコードシールを支給し、発見者が読み取ると家族・支援者へ通知が届く(無料) 公式
若狭町公式ページで確認できず。市町・包括にご確認ください
若狭町地域見守りネットワーク — 町と地域団体・協力事業者が連携し、日常業務の中で異変(郵便物の滞積など)を察知した場合に町へ通報し、支援が必要な高齢者等を早期発見する見守り体制 公式
救急医療情報キット事業 — ひとり暮らし(おおむね65歳以上)・高齢者世帯・日中独居(70歳以上)等を対象に、緊急連絡先やかかりつけ医などの情報を入れた容器を冷蔵庫に保管し救急時に活用 公式

出典: 各市町の公式サイト。最終確認日 2026-09-20。対象や費用は変わることがあるので、申し込み前に市町へご確認ください。

確認できなかった点(出典の注記)

民間の見守り(電気・ガス・郵便の使用状況の通知、カメラ・センサー、配食)もありますが、まず市町の事業で足りるかを包括支援センターに相談するのが順番です。

4. 判断を託す — 任意後見と成年後見

任意後見法定後見(成年後見)
いつ元気なうちに、将来に備えて契約する判断能力が下がってから、家族などが申し立てる
誰が決める本人が「誰に・何を」任せるかを決める家庭裁判所が後見人(保佐人・補助人)を選ぶ
手続き公証役場で公正証書の契約。判断能力が下がったら家庭裁判所に「任意後見監督人」の選任を申し立てて開始家庭裁判所に申し立て(医師の診断書などが必要)
窓口福井公証人合同役場 📞 0776-22-1584 公式市町の高齢者福祉担当課・包括支援センター、福井家庭裁判所

制度の詳しい説明は法務省の成年後見制度 Q&Aへ。福井市では地域包括ケア推進課 📞 0776-20-5400 と「ふくい嶺北成年後見センター」📞 0776-28-3775 が相談窓口です(福井市公式)。他の市町は市町ページの高齢者福祉担当課・包括支援センターへ。

家族信託(家族に財産管理を託す契約)という方法もありますが、専門性が高いため、司法書士・弁護士(法テラス福井で紹介)にご相談ください。当サイトは個別の法律相談には応じていません。

👉 あわせて確認 🌱 備えるトップ(5つの備え) 🏠 施設を探す(入居時の確認事項) 📝 要介護認定の申請

出典

ご注意: 当サイトは公的な情報をもとに手続きと窓口を整理した案内です。制度や連絡先は変わることがあります。実際の手続き・費用は必ず各市町・各施設にご確認ください。身元保証・後見・契約に関する個別のご相談は、地域包括支援センター・消費生活センター・法テラスなどの公的窓口へ。
最終確認日: 2026-09-16